古巣ヤンキース指揮官が改めてイチローを絶賛 「彼の功績はアメイジング」
昨年は「5番目の外野手」として起用も…、イチローを「トッププレイヤーだと認識すべき」
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が、今季からマーリンズに加入したイチロー外野手を改めて「アメイジング」と絶賛していると、MLB公式サイトが報じた。
「みんなイチローをそういうトッププレイヤーだと認識すべき。彼が成し遂げてきた時間の大きさ。更に彼はメジャーに遅れてやってきた。もしも、彼がここで22歳か、23歳で(キャリアを)スタートさせていたら、どこまで数多くのヒットを積み重ねただろうか。彼の功績はアメイジングだと思う」
ジラルディ監督は手放しでこう絶賛したという。27歳でオリックスからマリナーズに移籍してきたイチローは、メジャー15年目のシーズンを戦っている。プレー期間で他の選手と比べて大きなハンデを抱えている中、図抜けた成績を残してきたと指揮官は指摘している。
イチローは昨年まで2年半、ヤンキースに所属した。だが、ジラルディ監督の元、昨年は「5番目の外野手」という位置付けでスタート。代走、守備固めという限定的な役割で高いパフォーマンスを発揮したことで、夏場に向けて出場機会を増やしていった。規定打席には達しなかったものの、打率2割8分4厘をマーク。しかし、ヤンキースは契約延長のオファーを出さなかった。
イチロー自身、1月のマーリンズ入団会見時に「球団のやたらに熱い思いが伝わってきて、この思いに応えたいという気持ちが、実際に(球団幹部と)顔を合わせて話をして大きく湧いてきました。僕がこの2年間、欲してたものはこれなんじゃないかなと思います。選手として必要としてもらえること。これが僕にとっては何よりも大切なもので、大きな原動力になるというふうに思います」と語り、ヤンキースの2年間に対する複雑な心境を吐露していた。