古巣ヤンキース指揮官が改めてイチローを絶賛 「彼の功績はアメイジング」

新天地で活躍するイチロー、地元メディアは「ヤンキースの損失はマーリンズの利益」と指摘

 昨年までピンストライプのユニフォームをまとったイチローは、18日(日本時間19日)まで行われた移籍後初の古巣との4連戦で実力を示した。マーリンズ・パークで行われた初戦では、田中将大投手から2安打。エース右腕から「完敗です」の言葉を引き出した。2戦目は代打で四球。17日の3戦目は3打数1安打で、19日の最終戦は代打で三塁への内野安打を放った。

「彼が積み上げた数字、得点、盗塁、際立った守備。彼は戦力だった」

 記事では、ジラルディ監督がこのようにイチローの実力を改めて評価していることに言及した上で、18日の試合前段階のデータを紹介。イチローの今季打率は2割8分9厘(試合後は2割9分4厘)だが、「アクティブロースターに入っているヤンキースの全打者を凌駕している。Aロッドが2割7分4厘で打率トップだ」と指摘している。

 昨季終了後、ヤンキースはイチローではなくクリス・ヤング外野手との再契約を選んだが、これについても「イチローと再契約する代わりに、ヤンキースはクリス・ヤングを4番目の外野手として獲得したが、彼の打率は2割2分。ヤンキースの損失はマーリンズの利益である」と伝えている。

 一方、イチローは通訳を介して「ヤンキースのチームメートは最高でしたよ。でも、このチームに移籍してきて、自分の子供ぐらいの年齢の選手とプレーしている。考えると信じられないことですよね」と語ったという。古巣への愛情も示しているが、新たな挑戦を満喫している様子だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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