死球で交代の青木宣親、骨に異常なし 痛み抱えての激走に同僚「彼はタフ」

骨に異常なしも痛みあり、22日のドジャース戦出場は微妙な状況

 同紙は特集の中で、対左腕の打率が.343、遠征時の打率がメジャートップの.487、2死でスコアリングポジションに走者がいる場面での打率がリーグトップの.538を紹介。また、メジャーで最も三振しにくい打者で、17・12打席に1三振というデータにも触れている。

 一方、この日途中交代した青木はレントゲン検査の結果、骨に異常はなく、球団は打撲と発表した。

 米コムキャスト・スポーツネットによると、ボウチー監督は「かなり痛がっている。日々、様子を見ていきたい」とコメント。記事では21日(日本時間22日)のドジャース戦の出場は難しいとの見方を示している。

 そんな状態でも先制のホームを踏む激走を見せた青木を、この日先発し、5勝目(6敗)を挙げたハドソンは「あれがチームプレイヤーだ。このロッカールームには、チームの勝利のため自分の健康を犠牲にする必要性をわかっている者たちがいる。彼はタフな選手だよ」と称賛。また、青木自身は通訳を介して「(プレー続行を)試してみたけど、ダグアウトに戻った時に、診てくれたトレーナーたちが抜けたほうがいいって言ったので」とコメントしている。

 青木はMLBオールスター戦のナ・リーグ第4回中間結果発表で外野手部門の3位に入り、現時点で自身初の球宴出場が可能な位置につけている。メジャー屈指の名将やチームメイトの称賛こそが、メジャー4年目を迎えた青木の評価の高さを象徴している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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