米記者が予想を“上方修正” イチローの3000本安打達成確率は90%
1年前は「3000本に到達せずキャリアを終える」と分析も…、来季中の到達を予想
ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が19日(日本時間20日)のタイガース戦で史上29人目となる通算3000安打を達成した。初回の本塁打で到達。これを受け、MLB公式サイトでは「3000本安打を達成する次なる5選手を予想する」との特集を掲載した。記事ではマーリンズのイチロー外野手を筆頭候補に挙げ、金字塔達成の確率について90パーセントと分析している。
イチローは20日現在で2886安打。3000本到達の予想時期は2016年シーズンで、達成の確率は90%と、高い確率で成し遂げると分析されている。
特集では、昨年よりも到達の可能性が高まったと指摘。その理由について、イチローが来季もメジャーでプレーする公算が強まったからだとしている。
今回の分析を行ったアンソニー・カストロビンス記者は以下のように言及。
「1年ほど前、私はイチローが苦痛にも3000本に到達せずキャリアを終えると予想していた。だが、この記録とピート・ローズの4256安打記録(彼の日本のパ・リーグでの安打記録をMLB記録に加える)は彼にとってとても大きな意味を持つとみる。何より、2016年のイチローとの契約延長に興味を示すマーリンズ球団にとって、これらの記録は何らかの意味を持っている」
イチローに関しては先日、マーリンズが早くも来季の契約を検討し始めたと現地で報じられたばかり。今回の記事でも「イチローが41歳のシーズンでもMLBにおいて準備周到さの模範であり続けることには何の驚きもない」としており、今年10月に42歳を迎えるレジェンドの来季の去就について、3000安打とローズ氏の最多安打超えの2つが球団の決定に関わる重要なポイントとなるとしている。