ホークスが首位攻防3連勝で貯金15 父の日に内川「パパがんばったよ!」
満塁走者一掃の逆転タイムリーの内川「バンディーのためにもがんばらないと」
その助っ人右腕に勝ち星をもたらしたのは内川だった。7回裏の攻撃で明石のタイムリーで1-2と追い上げ、なおも1死満塁。このチャンスで4番が打席に立った。
「バンディー(バンデンハーク)が7回で降板した時に野手全員を迎えてくれて『頼んだぞ』と言ってくれたので、バンディーのためにもがんばらないといけない」
そんな思いを秘めた内川は、右中間を破る走者一掃の逆転タイムリー二塁打。4番としての仕事を果たし、「(ここ最近)チャンスを潰してきていたので、あの状況で回してくれた野手に感謝したい」。8回は五十嵐、9回はサファテが締め、4-2で逆転勝利を収めた。
試合後のお立ち台で内川は「4番として打てていない日が続いていた」とここ数日感じていた重責を吐露すると、「監督をはじめコーチ、先輩などから『我慢しておけ、我慢しておけば、大きな結果として返ってくるから』と言っていただいていまして、このような形で結果が出てうれしい」と、噛み締めるように逆転の一打を振り返り、観客からは自然と暖かい拍手が起こった。
この日は父の日とあり、「パパがんばったよ!」とヒーローインタビューを締めくくった内川。4番と助っ人右腕、投打が噛み合ったソフトバンクは4連勝で、貯金は今季最多の15に膨れ上がった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count