田中将大、強力打線に初3被弾 ワーストタイ7失点にも「ちょっとしたこと」
復帰後4試合目で初の乱調、「この流れを次の登板までにしっかりと絶ち切る」
「調子はそこまで悪くなかったが、制球が甘くなることが多かった。ちょっとしたことだと思っている。この流れを次の登板までにしっかりと絶ち切って、いい投球ができるようにしたい。自分の問題が一番大きいが、相手にもうまく打たれた部分もある。どうしようもできない流れがあった。それを招いてしまったのは自分」
初回の制球ミスで相手に流れを引き渡してしまった一戦を悔やんだ。
田中は2回にもV・マルティネスに2点タイムリーを打たれると、5回にはJ・マルティネスに再び被弾。その後、中継ぎ陣も2本塁打を浴びて完敗した。ヤンキースが本拠地で相手に5本塁打を許すのは3年ぶりの屈辱となった。
田中自身は、7回2失点と好投しながら敗戦投手となった15日の敵地マーリンズ戦から2連敗。90球を投げてストライクは65球で、防御率は3.17と3点台まで悪化した。
「この流れを切るために、次の登板に向けてやることをやって、いい形で次の試合に臨みたい」
右手首の炎症と右前腕部の張りから復帰後、ゲームを作れなかったのは4試合目で初めて。3試合連続ハイクオリティー・スタート(7回以上を自責2以内)と安定した投球を続けていただけに、修正能力の高い田中にとっては、次回登板が重要になりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count