左肩痙攣で緊急降板の和田毅は軽症か 指揮官は「心配することは何もない」
被弾も痙攣の影響? 名将は「彼がこれまで投げたのを見たことがないもの」と指摘
この日は、初回にファストボールが90マイル(約145キロ)を記録していたが、降板した3回は86マイル(約138キロ)までしか球速が出ていなかった。記事では、和田が3回にマウンドに向かう前のウォーミングアップで異変を感じていたという事実にも触れられている。
ヘルナンデスにホームランを打たれた2球目の速球について、指揮官は「あのホームランの一球については、彼がこれまで投げたのを見たことがないものだった。よくなかった。彼のボールではなかった」と指摘。痙攣の影響から打たれた一発と考えており、左腕の実力を信じているようだ。
和田は前回登板の17日のインディアンス戦で7回無失点という完璧なピッチングを見せ、17-0という快勝劇に貢献。今季初勝利をつかんだ後は、指揮官の指示で報道陣に「I am a badass(バッドアス).」と豪語。「オレは超ヤバイぜ」という意味の自画自賛発言で、地元メディアを沸かせた。
和田は2回0/3を投げ、2安打1失点1奪三振。防御率は3.73となった。昨年まで率いていたレイズを強豪に導いた名将マドン監督も、“バッドアス・ワダ”の復調を心待ちにしている様子だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count