イチロー、主砲スタントンの骨折で先発もノーヒット マ軍は連敗脱出
「7番・ライト」で3試合ぶりスタメンもカーショーの前に2打数無安打
マーリンズのイチロー外野手が27日(日本時間28日)、本拠地でのドジャース戦に「7番・右翼」で3試合ぶりに先発出場し、2打数無安打に終わった。骨折した主砲スタントンの代わりにライトで出場したが、この日は快音はなし。マーリンズは、メジャー最強左腕カーショーが先発したドジャースとの接戦を3-2で制し、連敗を5で止めた。
イチローは1-2の2回、無死二塁のチャンスで打席へ。フルカウントからカーショーの91マイル(約147キロ)の直球を捉えたが、ショート正面のライナーに倒れた。
2-3となった5回には先頭で第2打席を迎えたが、追い込まれてから内角への直球で見逃し三振。明らかなボール球だっため、驚いた表情を見せて、球審と言葉をかわした。7回無死一塁の第3打席はサードへのバントを決めたが、後続が倒れて得点にはつながらなかった。
26日(同27日)のドジャース戦で、リーグトップの27本塁打、67打点をマークしていたスタントンが左手を骨折。4~6週間の離脱となり、イチローがライトで先発に名を連ねた。第4の外野手として加入した41歳のベテランは当面、レギュラーを務める見込みで、低迷するマーリンズの救世主としての活躍が求められている。
MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロ氏は、試合前に「イチローは(メジャー通算)3000安打まで114本に迫っている。レギュラーとしてプレータイムを手にするだろう。3000安打への道を見たければ、マーリンズに注目しよう」とツイッターで綴った。
しかし、この日はヒットは出ず、打率は2割7分1厘。マーリンズはそのまま3-2で勝利し、連敗は5でストップした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count