NYメディアが乱調続く田中将大の実力に疑問符 「肘以上の問題を抱えてる」
故障の不安よりも深刻な炎上、「彼はOKだが、際立った先発投手ではない」
田中の今季成績は4勝3敗、防御率3.88。メジャー通算成績は、29試合に先発し、17勝8敗、防御率3.08という成績になっている。
記事では「これは素晴らしい。エースと呼ぶに相応しいところに近い。だが、彼はメジャーリーガーとしてデビュー直後に大活躍したことを考えると、この数字はとても序盤が素晴らしかったことによるものである。そこから、彼は故障した。2年間で15週間、故障者リストに入った。彼はOKだが、際立った先発投手ではない」と指摘。ルーキーイヤーの前半戦を除けば、エースの称号に値しないと厳しく評している。
また、地元紙「デイリーニューズ」は「ヤンキースのエース、マサヒロ・タナカは彼の肘以上の問題を抱えているのかもしれない」と特集している。
「マサヒロ・タナカが先発で悪いピッチングをするたびに、遅かれ早かれこの疑問が浮上する。彼の肘は健康か? トミー・ジョン手術は必要か? 1シーズンもつのか?」
特集でこう記している一方、ヤンキースと田中本人は健康と断言している現状を踏まえて「もしタナカが本当に健康なら、彼は今、抱えている右肘靭帯部分断裂よりも大変な挑戦に直面しているのかもしれない。なぜここまで打ち込まれるようになってしまったのか、その理由を彼は理解する必要がある」と指摘。健康面以外の理由で炎上することの重大さを憂いている。
3年ぶりのプレーオフ進出を目指すヤンキースにとって、田中は重要な存在だけに、2試合連続の乱調はニューヨークに大きな波紋を呼んでいる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count