イチローが高める日米通算の価値 ローズ超えは3000安打より「重要」と米誌

マ軍に大打撃のスタントン離脱、イチローはヒット量産で穴をカバーできるか

 マーリンズのイチロー外野手は現在メジャー通算2886安打を記録し、史上30人目となる通算3000安打にあと114本と迫ってきた。今季、安打数をどこまで伸ばせるかに、米国内でも大きな注目が集まっている。

 ここにきて、主砲のスタントンが左手を骨折し、4~6週間離脱するという大打撃に見舞われたマーリンズ。イチローは代役として当面、スタメン出場を続ける見込みで、27日(日本時間28日)のドジャース戦では早速、「7番・ライト」で先発。2打数無安打に終わった。

 打者としてのタイプは全く違うが、窮地に追い込まれているチームの中で、イチローらしくスタントンの穴をカバーする活躍に期待がかかる。当然、ヒットの量産も貢献の1つとなる。

 米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、41歳のレジェンドが金字塔に近づくほど来季もメジャーでプレーする可能性が高まるとの見方を示し、日米通算で迫っているピート・ローズの歴代最多安打記録の更新については「より重要」と表現している。

 同誌は、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が18日(日本時間19日)に3000安打に到達したことを受け、「Aロッドの3000安打に加わる大きな可能性を持つ4人の現役選手」と特集。その筆頭にイチローが登場している。

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