村田透、メジャーデビューはほろ苦い結果に 4回途中5失点で白星ならず
巨人戦力外から悲願のメジャーデビューも…4回には2被弾でKO
インディアンスの村田透投手が28日(日本時間29日)、敵地でのオリオールズ戦でメジャーデビューを飾った。3回1/3を投げ、2本塁打を含む4安打5失点(自責3)。巨人を戦力外となり、1Aからの再出発で5年かけて掴んだメジャーの舞台だったが、白星はつかめず。ほろ苦い結果に終わった。
緊張した面持ちでマウンドに上がった村田は初回、先頭のマチャドに89マイル(約143キロ)の直球を投げ込む。記念すべきメジャー初球はボール。しかし、2ボールから直球でセカンドフライに打ち取った。
パームリーはカットボールでセンターフライ、パレデスはスプリットでレフトフライ。3者凡退と最高の立ち上がりになった。
2回も強打者デービスをショートフライ、ウィータースを二ゴロと簡単に2死を奪う。スナイダーも二ゴロに打ち取ったが、キプニスがエラー。初めてのランナーを許してしまう。
続くハーディーには左中間を破られ、二塁打で2死二、三塁のピンチ。フラハティーにはライトへのタイムリーを浴び、2点を先制された。続くラフはショートフライに仕留めた。
3回は先頭のマチャドを直球で見逃し三振、パームリーはスライダーで空振り三振と2者連続三振。パレデスはピッチャーゴロに打ち取り、再び3者凡退と好投した。
4回、村田は先頭のデービスに3ボール1ストライクからライトへのソロを浴びる。ウィータースは一ゴロに仕留めたが、スナイダーにはカーブを右中間に運ばれ、4-0とされた。続くハーディーに初めての四球を与えたところで、フランコーナ監督がベンチから出てきて、交代を告げた。
リリーフ陣もタイムリーを浴び、村田の失点は「5」となった。デビュー戦は3回1/3を4安打5失点(自責3)2奪三振1四球という厳しい結果となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count