貴重な2点三塁打のホークス福田 「凄い打者に繋ぐより、自分で決めよう」
西武に快勝で2位に5ゲーム差 先制打の今宮は「どんどん勝ち続けたい」
ソフトバンクは3-1で西武に快勝。先発の武田が6回1失点と粘りの投球でチームトップの7勝目を挙げれば、打線は今宮、福田が貴重なタイムリー。西武に代わって2位に浮上した日本ハムとのゲーム差を「5」とした。6月は16勝5敗と圧倒的な強さを見せつけ、独走態勢に入りつつある。
ソフトバンクの底力を見せつけた試合だった。この日は、3番・柳田、4番・内川、5番・李大浩、6番・松田の強力カルテットにチャンスで打席が回ることは少なかったが、打撃不調の今宮、そして好調を維持する福田にタイムリーが飛び出して快勝した。
2回1死一、三塁の好機で先制タイムリーを放った今宮は、試合後のヒーローインタビューで「結果的にいい点になってよかったと思います」と振り返った。
打率2割6厘と苦しむ中、今宮自身にとっても大きなタイムリー。「今年に関してはずっと打てない状況で、打てない中でもずっと使っていただいてるので、いつか挽回しようと気持ちで毎日やってます。早く挽回できるように、まだまだ頑張っていきたいと思います」と誓うと、スタンドのファンから大歓声を浴びた。
その後、2死一、三塁となってからは、福田があわやホームランというライトフェンス直撃の2点三塁打。貴重な追加点を奪い、流れを呼び込んだ。
1番を任される好調の福田は「後ろには凄いバッターがたくさん控えているので、何とか繋ぐという意識を持つよりも、自分で決めようと思いました」と話し、球場を盛り上げた。
圧倒的な強さを見せ始め、独走態勢に入りつつあるソフトバンク。それでも、今宮は「まだまだ試合はシーズンは続くので、ゲーム差とは関係なく、どんどん勝ち続けていきたいと思います」と宣言した。勢いが止まりそうな気配はない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count