黒星デビューの村田透を指揮官は擁護 「不運ありながら一巡目乗り切った」

4回途中5失点も「ムラタはポジティブな印象を残した」

 インディアンスの村田透投手は28日(日本時間29日)、敵地でのオリオールズ戦でメジャーデビューのマウンドに上がり、初黒星を喫した。3回1/3を投げ、2本塁打を含む4安打5失点(自責3)という厳しい結果に終わったが、テリー・フランコーナ監督が苦労人の右腕を擁護していることをMLB公式サイトが伝えている。

 デビュー戦で2被弾を許し、地元メディアからは厳しい評価を受けた村田だが、指揮官の評価は上々だった。MLB公式サイトは「タフなデビューだったにもかかわらず、ムラタはポジティブな印象を残した」との見出しで、この日の投球について伝えている。

 巨人では3年間で1度も1軍登板がなく、2010年に戦力外となった右腕は、渡米後に1Aから這い上がり、今回のメジャーデビューをつかみとった。この日は初回を3者凡退に抑えたが、2回2死から二塁手キプニスのエラーが出て、踏ん張りきれずに2安打を浴びて2失点。4回には2本のソロを浴び、初めて四球を出したところで交代を告げられた。

 指揮官は「2失点に繋がった不運なエラーもありながら、彼は(打線の)一巡目を乗り切った」と村田を庇いつつ、「しかし、一度対峙した相手との二巡目に、彼は高めにいくつかの球を投げ、傷を負ったね」と投球内容について指摘したという。

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