黒星デビューの村田透を指揮官は擁護 「不運ありながら一巡目乗り切った」

「いいプレーは見たら分かる。全ては伝えられているとおり」

「30歳のルーキーは一回りは変化球を多く使い、ボルティモアを欺いたが、オリオールズは4回に(村田を)つかまえた」

 記事では、このように村田の投球を伝えている。

 メジャーでは、ダブルヘッダーの日に規定によりアクティブロースターの枠が1つ拡大される。26人目の選手として登録された右腕は、当初から1度の登板を終えたら3Aに降格することが濃厚と見られていた。ただ、記事ではそのことを指摘しつつ「彼は監督に好印象を残した」として、指揮官のコメントを紹介している。

「彼はとても良く落ち着いていると思った。彼が登板して競技を楽しむさまは好きだね。いいプレーというものは見たら分かる。全て(マイナーから)伝えられているとおりだった」

 不運も重なり、5失点を喫した投球内容には地元メディアから厳しい評価も出ているが、フランコーナ監督の頭には「ムラタ」の名前がしっかり刻まれたようだ。マイナーから這い上がってきたルーキー右腕にとって、大きな一歩となったことは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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