イチロー、2四球も自己ワーストタイ25打席連続無安打 打率は4分近く低下
すべて先発出場だった2012年と状況は違うが…、マ軍はエース右腕の復帰戦で勝利
マーリンズのイチロー外野手は2日(日本時間3日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「7番・ライト」で2試合ぶりに先発出場し、2打数無安打2四球。メジャー自己ワーストタイの25打席連続ノーヒットとなった。チームは右肘手術からの復帰戦となったフェルナンデスの活躍で5-4で勝利し、3連勝を飾った。
イチローは2点を追う2回、1死走者なしで打席に立ったが、相手先発ケインの前に右飛に倒れた。1点差となった3回は1死一塁で3ボール1ストライクから88マイル(約142キロ)のボール球を見送り四球。しかし、続くマシスが併殺で得点にはつながらない。
マーリンズは1-3の5回、先発右腕フェルナンデスのソロ本塁打で1点差とすると、ボアが3ランを放ち逆転。イチローはその後、2死一塁で打席に立ち、三ゴロに倒れた。さらに、1点差に迫られた8回は1死三塁で四球。だが、ここも後続が倒れた。
この日は2四球があったが、イチローは6月19日のレッズ戦から12試合連続、25打席連続でノーヒット。マリナーズ時代の2012年6月30日~7月7日に記録したメジャー自己ワーストに並んだ。
当時はすべて先発出場で、今回は途中出場が7試合。主砲スタントンが骨折するまでは代打での出場が中心だっただけに、状況は違う。3四球2犠打(前回は1四球1犠飛)も含まれている。ただ、厳しい状況で打率は6月18日の2割9分4厘から2割5分8厘まで4分近く下がった。
マーリンズはトミー・ジョン手術を受けたエース右腕フェルナンデスが14か月ぶりのマウンドで投打に渡る活躍。復帰戦で見事に白星を挙げ、ジャイアンツを本拠地でスイープ(カード全勝)した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count