セパ“弱点ランキング”、各球団の穴となっているポジションはどこ?

セ・リーグワースト1は…

○同2位 DeNAの二塁手 -14.9(攻-5.4、守-9.4)

 石川雄洋がほぼ固定されているポジション。開幕当初は攻撃力を示していたが、ヤクルトの山田哲人、広島の菊池涼介らが調子を上げてきた結果、相対的にマイナスを計上するレベルになってしまった。それ以上に問題が見られるのが守備で、失点抑止という目的に対してはセの主力二塁手で最も貢献できていない。

○同1位 巨人の一塁 -15.0(攻-14.1、守-0.9)

 捕手だった阿部慎之助を配する予定が狂った結果、適当な代役をあてられず大きなマイナスを計上した。得点力不足に苦しむ巨人の最大の問題点だったことは明白だ。相川亮二の復帰にともない阿部は一塁に戻ったが、ヤクルトの畠山、DeNAのホセ・ロペス、広島の新井貴浩など他球団の一塁手に引き離されている。

 阿部が一塁手として、また相川が捕手として、ポジション平均レベルの成績を残せるかは、巨人の得点力が回復に向かうかどうかのポイントとなりそうだ。

 続いてパ・リーグを見ていこう。

○ワースト5位 日本ハムの中堅手 -16.7(攻-12.2、守-4.4)

 昨年はチーム最大の強みだった中堅が最大の弱みになっている。これはもちろん陽岱鋼の不振と離脱の影響だ。しかもパの中堅手にはソフトバンクの柳田悠岐、西武の秋山翔吾と急激に成績を伸ばす選手が現れており、それが相対的なマイナスを膨らませた。

 陽は7月3日に復帰したが、調子を取り戻せば攻守で柳田、秋山に負けない成績を残せるポテンシャルはある。後半戦は3選手のパワーバランスが、上位争いの行方に影響を与える可能性がある。

○同4位 楽天の三塁手 -19.2(攻-8.0、守-11.2)

 銀次やゼラス・ウィーラー、阿部俊人など様々な選手が守ってきたが、攻守で厳しい結果が出ている。明らかに対処の必要なポイントであり、外国人選手による補強もありそうなポジションだ。

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