激しさ増すホークス二塁手争い 本多復帰で今後の起用法は?

実績、経験ともに豊富な本多、工藤監督の方針は…

 9日の楽天戦を終えて、ペナントレースは残り66試合。やはり、本多が二塁手として起用の中心になるだろう。走力があって守備が堅実というプレースタイルは4選手とも共通する中で、本多は何よりも実績と経験が豊富。副キャプテンというチームの中核を担う役割でもある。

 次の選択肢は明石か。走力に加えて、思い切りのいい打撃力もある。楽天戦2試合のように、一塁手として起用する機会も多そうだ。川島は4人の中で、唯一の右打者。左投手が先発する試合や、左の中継ぎが登板した場面での代打が想定される。

 高田は遊撃手としても出場しており、今宮のバックアップとしての役割もある。打撃の調子が上向き始めている今宮ではあるが、調子や投手との相性では高田が遊撃手に入ることもあるだろう。5日のオリックス戦で、金子千尋から押し出し四球を選んだ粘り強さもあり、それが期待される場面での代打起用も考えられる。

 工藤公康監督は、二塁手候補の面々と今宮が入る1、2番と8番の打順は、今後も流動的に起用していく考えでいる。中心となる本多は負傷した患部の状態の浮き沈みも、時にはあるだろう。調子や相性で変わる「猫の目起用」がしばらく続いていきそうである。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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