セパ“強みランキング”、各球団を支えてきたポジションはどこ?

セ・リーグベストは…

○2位 広島の遊撃手 24.4(攻14.2、守10.2)

 昨年後半から守っている田中広輔が広島を支える働きを見せていた。攻撃でも守備でも平均レベルを引き離している。阪神の鳥谷敬と巨人の坂本が看板だったセの遊撃手だが、田中はそこに割って入り一躍トップに踊り出た恰好。

○1位 ヤクルトの二塁 33.0(攻27.7、守5.3)

 山田哲人は昨年の活躍がフロックでなかったことを証明しつつある。元々長距離打者の少ない二塁手の中で、本塁打王を狙えるレベルの長打力を発揮しているため、他の二塁手を大きく引き離している。守備でも十分平均超えしているのも山田の価値を高く保っている。

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西武・中村剛也、ソフトバンク・松田宣浩【写真:編集部】

 続いてパ・リーグ。

○5位 西武の三塁手 21.9(攻17.7、守4.2)
○4位 ソフトバンクの三塁手 25.2(攻12.5、守12.7)

 同じ三塁を守る西武の中村剛也とソフトバンクの松田宣浩が、競うように好成績を残している。欠場もなく充実のシーズンを送っており、キャリアベストを達成する可能性もありそうだ。ともにチームの好調を支える柱といえる。

 パ・リーグの三塁手はこの2人(2球団)が抜け出しており、他球団は苦しい。オリックスは昨オフ補強した中島裕之と小谷野栄一で、三塁での西武とソフトバンクとの差を詰めたいところだったが、目論み通りいっていない。

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