初の先発全員安打で巨人5連勝 先制弾の坂本「久しぶりに気持ちよかった」
主将が「思い切って」約1か月ぶり一発、15安打11得点の猛攻で阪神に快勝
巨人の坂本勇人内野手が11日、本拠地での阪神戦で約1か月ぶりの6号先制ソロを放った。初回、相手先発・藤浪の150キロの直球を左中間スタンドに豪快に運んだ。主将の一打で勢いに乗った巨人打線は、15安打の猛攻で阪神に11-2で快勝。5連勝で2位阪神とのゲーム差を「2・5」に広げた。
試合後、お立ち台に上がった坂本は「2アウトでランナーがいなかったので、思い切ったバッティングできるなと思って、打席に入りました」と笑顔。実に6月7日のソフトバンク戦以来となる一発を「久しぶりのいい感触で気持ちよかったです」と振り返った。
巨人は6連勝中だった藤浪を6回途中でKO。今季初の先発全員安打、5月26日の西武戦以来となる2ケタ得点と打線が爆発した。首位攻防戦で2位阪神に連勝し、ゲーム差は2・5に。5連勝で“混セ”から頭1つ抜けだそうとしている。
「5連勝で本当にいい雰囲気でやれてるなと思います。いい雰囲気で野球をやれているので、明日も勝てるようにべスト尽くして頑張ります」
坂本は力強く誓った。リーグ3連覇中の王者が、強さを見せ始めている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count