ヤクルト・館山が1019日ぶり白星 「何度手術しても戻ってこられる」
DeNA戦で6回1安打1失点、家族に感謝「ようこ、かのん、ありがとう!」
ヤクルトが11日、本拠地で行われたDeNAとの対戦を5-1で制した。先発は3度の右肘手術を克服した館山昌平投手。立ち上がりに1点を失ったものの、その後は持ち前の粘りの投球で6回80球を投げ、1安打1失点4奪三振と見事な投球を見せた。
チームも4回に4点を奪い逆転。館山がレギュラーシーズンでは2012年9月25日以来、実に1019日ぶりとなる白星を手にした。
試合後、満員の客席から降り注ぐ大歓声の中、お立ち台に上がった館山は「いやー、長かったですね。本当にすみません、遅くなりました!」と笑顔。長いリハビリを支えてきた、陽子夫人と長女のかのんちゃんに対しても「いやー、ホントにあの僕以上に長い時間だと思ったんですけど、何とか復活することができました。ようこ、かのん、ありがとう!」と、感謝の言葉を贈った。
復帰後2試合目の登板で勝利投手に。「前回、5回途中で降りてしまったんですけど、怪我なく無事にマウンドを降りることができましたし、今日は勝負に徹して、チームの勝利、先に点を取られてしまったんですけど、何とかチームの逆転を信じて、結果的に勝つことができました」。この日の投球を満足気に振り返った。