ヤクルト・館山が1019日ぶり白星 「何度手術しても戻ってこられる」
「とにかく今シーズンの優勝、そのために一生懸命、腕を振っていきたい」
初回に1点を失ったが、チームは4回にヒット4本を集めて逆転。勢いを感じさせる戦いぶりに、館山は「今日も緑の満員のスタンドを見ても思うんですけど、チーム一丸、ファン一丸となって、一戦一戦を戦っていますので、本当に心強いです」と話す。
2012年以来、1019日ぶりとなる勝利。長いリハビリ生活、苦しい時間を過ごしてきた館山は、「僕としては復活できたというのもありますけど、これは一つの通過点として、とにかく今シーズンの優勝、そのために一生懸命、腕を振っていきたいと思います」と誓うと、満員のスタンドを見回しながら、こう締めくくった。
「1019日ですか、長い間離れることになりましたが、何度手術しても、皆さんがいればこうやって戻ってくることができるんです。この声援を受けて、しっかり選手みんな戦っていますので、もっと大きな声援を明日からまた、よろしくお願いします! 投げる試合は全部勝つつもりで、頑張っていきたいと思います」
史上希に見る“混セ”をヤクルトが抜け出すためには、館山の力が間違いなく必要となる。エースのピッチングから、今後も目が離せない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count