快投続く上原浩治の“恐怖のスプリット” 「腕の角度が速球にしか見えない」
「感銘的なスプリットのバラエティ」
上原はヤングに7試合ぶりのヒットとなる二塁打を浴びたが、ヘッドリーは87、88マイル(約140、142キロ)の直球などで追い込み、最後はスプリットで空振り三振。
「感銘的なスプリットのバラエティです。テシェイラのボールは高めから外に急速に沈み込みました。今のボールは内側に急降下しました」
ベルドゥッチ氏は、上原の決め球の威力に再び脱帽している。
上原は最後にマッキャンをスプリット2連投で中飛に仕留めて、試合を締めた。22セーブ目を挙げ、防御率は2.45まで向上。レッドソックスでは69セーブ目となり、スパーキー・ライルと並ぶ球団史上7位タイに浮上した。
絶対守護神は地元メディアから、ワールドシリーズ制覇に貢献した2013年の姿を取り戻したと称えられている。地区最下位とはいえ、首位ヤンキースとは5・5ゲーム差。逆襲へ向け、上原が他球団から脅威の存在となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count