オリックス近藤が1411日ぶり白星 昨オフの戦力外&育成契約から復活
2011年8月31日以来の勝利、08年に2ケタ勝利の右腕が久々の白星
オリックスの近藤一樹投手が12日、敵地での楽天戦で1411日ぶりの白星を挙げた。6回8安打3失点と粘投すると、味方打線が援護。オリックスは9-4で勝利した。2008年に2ケタ勝利を挙げながら、昨年末には戦力外通告を受けて育成契約を結び、今年4月に再び支配下登録を勝ち取った近藤は、11年8月31日のソフトバンク戦以来となる1勝を手にした。
5月12日以来の先発マウンドに上がった近藤は、初回に1死三塁のピンチを招くと、後藤にセンターへのタイムリーを浴び、先制を許す。
しかし、オリックスは3回に駿太、安達、中島がタイムリーを放ち、一挙4点を奪う。さらに、4回は縞田のタイムリー、相手ピッチャー武藤の暴投で6-1とリードを広げた。
2回以降は好投を続けてきた近藤は、4回に味方のエラーで1点を返される。しかし、5回は3者凡退と崩れない。
6回にはオリックスが1点を追加。その裏、近藤は先頭の後藤にライトへのソロホームランを許し、さらに1死から伊志嶺にライトへのヒットを浴びたが、後続を抑えた。
近藤はここで降板。オリックス打線は7回と9回にもそれぞれ1点を奪うと、救援陣がリードを守り、9-4で勝利。近藤に1411日ぶりの白星がついた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count