5勝目のメンドーサが家族と共にお立ち台に 「家族の前で好投できて幸せ」
4試合連続で立ち上がり3回を無失点、「全球種よくコントロールできていた」
日本ハムのルイス・メンドーサ投手が12日、札幌での西武戦で好投して5勝目(4敗)を挙げ、チームを10-0の快勝に導いた。ここ3試合無失点だった立ち上がりをこの日もパーフェクトに抑えて流れに乗ると、打線の援護にも助けられ、7回までを3安打無失点に抑えた。
5月に生まれた第1子のマルセロ君を抱きながらお立ち台に上がったメンドーサは「家族の前でこういう素晴らしいピッチングができて幸せです」と喜びを噛み締めた。
際立っているのは、立ち上がりの安定感だ。今シーズン13度の先発で、序盤の3回に喫した失点は「9」。ここ3試合では1点も許しておらず、この日も9人を完璧に抑えた。
その立ち上がりについて問われた右腕は「全球種よくコントロールできていた」と満足気な表情を見せ、「状態がいいので、毎試合、変わらず同じような意気込みで挑んでいる」と自身の好調ぶりについて語った。
打線の援護もあり、スイスイと7回を3安打無失点。「昨日の試合でブルペン陣が頑張っていたので完封したかった」と悔しがるも、家族と共にラベンダー色に染まったスタンドを眺め「本当にすばらしい光景」と一言。次回登板に向けても「この調子を続けていきたい」と意気込んだ。
これでチームは貯金を今季最多の「15」にまで増やした。首位ソフトバンクを追うチームにあって、調子を上げる助っ人右腕の存在は一層、心強くなってきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count