西武・秋山は日本記録まで「2」で連続試合安打止まるも、サヨナラ呼ぶ四球
4打数無安打も延長10回に四球からサヨナラ呼ぶ、31試合連続安打は歴代3位タイの快挙
西武の秋山翔吾外野手が14日、本拠地での楽天戦で4打数無安打1四球に終わり、連続試合安打は歴代3位タイの「31」でストップした。しかし、秋山は延長10回に1死から四球を選び、最後は中村がサヨナラ3ラン。西武は5-2で勝利した。
秋山は初回、相手先発・則本の前に空振り三振に倒れる。3回は1死二塁で鋭い打球をライトに飛ばしたが、正面を突いて右直。5回は2死二塁でショートフライに終わった。
7回は1死走者なしで左飛。西武は2-1の9回に同点に追いつかれ、延長10回1死走者なしで秋山に第5打席が回ってきたが、フルカウントから青山の直球を見送り、四球を選んだ。
その後、秋山は二塁に進み、中村のサヨナラ3ランでホームイン。記録は途切れたが、秋山が四球を選んだことで、西武は劇的な勝利をつかんだ。
秋山は6月3日の中日戦からヒットを打ち続け、今月12日の日本ハム戦で31試合連続安打に到達。野口二郎(阪急、1946年)に並ぶ歴代3位タイとなっていた。高橋慶彦(広島)が1979年にマークした33試合連続安打の日本記録更新にも期待がかかっていたが、2試合届かなかった。
長池徳士(阪急、1971年)のパ・リーグ記録、32試合連続安打にも「1」及ばず。それでも、歴代3位タイの快挙を達成し、プロ野球を盛り上げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count