DeNA、17年ぶり首位ターンにキヨシ監督大興奮 「もう思い出せない…」
最後は9回に村田の失策でサヨナラ勝ち、「勝った! すごいね! みんなの気持ちが乗り移った」
DeNAは本拠地での巨人戦で劇的なサヨナラ勝ちを飾り、日本一に輝いた1998年以来17年ぶりとなる首位ターンを決めた。同点の9回2死満塁でロペスが澤村から打った三ゴロを巨人・村田が捕れず、これがサヨナラ失策となり3-2で勝利。巨人を3タテし、4連勝&勝率5割で前半戦を終えた。阪神が広島に敗れたため、6月3日以来の首位に立った。
試合後、TVインタビューに応じた中畑清監督は興奮を隠せなかった。開口一番で「もう思い出せないんだけど、今日の試合は。最高でした。いいのこれで? 今の気持ち、それだけ。勝った! すごいね! 勝ちましたよ!」とまくし立てた。
まさかの結末となったが「最後もね、執念みたいなもんじゃない? 本当にみんなの気持ちが乗り移ったあの打球。なんか村田をガンと押していったような、そんな当たりでしたね。すごいね」と気迫の勝利だったことを強調した。
7回は1死一、二塁で砂田が大田にレフト前ヒットを浴びたが、筒香が鮮やかな本塁返球で二塁走者の代走・鈴木を刺した。指揮官は「最高だね。鈴木をね、あの足を止めたんだからねぇ。あれで負けたらまずいんじゃない?」と絶賛。ピンチをしのぎ、7回2失点と粘投した先発の砂田についても「あそこで我慢して、あいつで心中してもいいかなというくらいの気持ちを持って、マウンドに託しておいてたんだけどね、よく乗り切ってくれました!」と称えた。
最後は「ナイスゲームです。OK!」と自ら締めくくった中畑監督。ジェットコースターのような前半戦を首位で折り返し、17年ぶりの優勝を目指す後半戦は最高の形で再スタートを切る。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count