田中将大、NYメディアの前半戦評価でヤ軍“下から3番目” 「不安定だった」
C評価は田中を含む6選手、「手首と前腕部の故障で邪魔されたシーズン」
田中は精彩を欠いた他6選手とともにC評価を受けている。寸評は厳しく、「手首と前腕部の故障で邪魔されたシーズンはとても不安定だった」と指摘されている。
今季は自身メジャー初となる開幕投手を務めたが、4月下旬に右手首の炎症と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入り。6月3日のマリナーズ戦で復帰を果たし、5勝3敗、防御率3・63という成績で前半戦を終えた。6月21日のタイガース戦で7失点(自責5)、同27日のアストロズ戦で6失点と2試合連続で炎上したことも評価を下げた要因だろう。
田中よりも低い評価だったのは打率.182のスティーブン・ドリュー内野手の「D」と4勝8敗、防御率5・47のCCサバシア投手の「F」のみ。ジョー・ジラルディ監督とブライアン・キャッシュマンGMは「A」だった。
田中は米ESPNの前半戦評価では「B」評価だったが、寸評では「朗報は彼が明らかに投げられるほどの健康であること。だが、今のところ彼はとてもいいピッチャーではあるのものの、多くの人間に期待された明確なエースではない。いまだに堅実な先発の2、3番手」とされていた。
ESPNの「エースにあらず」という苦言も今回の「C」評価も期待の裏返しかもしれない。昨年前半戦でニューヨークを沸かせた圧巻のピッチングをヤンキースファンは待っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count