6勝目も2被弾…田中将大の“二面性”に独特評価 「タナカ博士とハイド氏」
7回3失点の粘投に地元紙「自分自身を立て直し、ピッチングを取り戻した」と賛辞
ヤンキースの田中将大投手は17日(日本時間18日)、後半戦初戦の本拠地マリナーズ戦で7回5安打3失点7奪三振2四球と力投し、6勝目(3敗)を挙げた。2本塁打を打たれた一方、3試合連続となるクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)でゲームを作った右腕について、地元メディアは「タナカ博士とハイド氏」と表現した。ニューヨーク・ポスト紙が「マウンドと打席でヤンキースの絶対的なスターが力を見せつける」と報じている。
後半戦初戦でマウンドに上がった田中は、カイル・シーガーに2打席連続で被弾。1-0の3回には同点ソロ、2-1の5回には逆転2ランを打たれた。
「またしても、タナカ博士とハイド氏、だ」
記事では、好投とわずかな失投の混在する田中の登板について、ロバート・ルイス・スティーブンソン著の二重人格を題材にした小説「ジキル博士とハイド氏」を用いて表現している。
ただ、右腕が崩れずに粘り強く投げ続けたことについては「自分自身を立て直し、ピッチングを取り戻した」と評価。7回を投げ抜き、その裏に飛び出したアレックス・ロドリゲスのホームランで6勝目を手にしたエースを「マサヒロ、そして、ヒーロー、復活の男だ」と称えている。