イチローの495盗塁に敵地メディア驚き 「メジャーのみの記録ですか?」

5戦連続安打でスランプからは脱出? 「ルネッサンスは続く」

 マーリンズのイチロー外野手は18日(日本時間19日)、敵地でのフィリーズ戦に「1番・ライト」で先発出場し、4打数1安打1盗塁1得点だった。5試合連続ヒットを記録し、今季8盗塁目となるメジャー通算495盗塁目もマーク。41歳にしてスチールを重ねるレジェンドのスピードは、地元メディアから称賛されている。

 この日、マーリンズ唯一の得点をイチローは足で稼いだ。6回、先頭で打席に入ると、左腕ディークマンの2球目のツーシームを完璧にセンター前に運んだ。前半戦の終盤には34打席連続ノーヒットというメジャー自己ワーストのスランプに苦しんだが、これで5試合連続安打と徐々に調子を上げてきた。

 地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は「イチローのちょっとしたルネッサンスは続きます。センター前にヒットです」とスランプを抜け出したレジェンドの復調ぶりを評価。ただ、最大の見せ場はその直後に訪れた。

 続いて打席に入ったプラドの2球目、イチローはディークマンのモーションを盗み、完璧なスタートを切る。実況は「イチローはスタート。イチローが走ります。いいスタートで、ルイスが投げますが、間に合いません。イチローは今季8盗塁目。41歳ですが、まだ走れますね」と伝えた。

 さらに、解説者は「素晴らしい体型を保っています。左腕相手にいいリードでした。簡単に盗塁を決めました」とレジェンドのコンディショニング、盗塁技術を評価。イチローがこの試合の前まで、メジャー通算で608回盗塁を試みて、495回成功しているデータも紹介した。

 495盗塁は現役最高の数字で、ヤンキースなどで活躍したウィリー・キーラーらに並ぶメジャー歴代38位タイの記録となった。

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