パ後半戦は「3強」の争いに “余力”残す本命ソフトバンクが圧倒的優位!?

ソフトバンクの戦力は野球史上でも屈指!?

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ソフトバンク・工藤監督【写真:編集部】

 そして、「ローテーションを3つくらい組めそう」という先発投手陣も、まだ“余力”を残している。「摂津、大隣もいますからね。彼らが戻ってきたら、誰をローテから落とせばいいの、という話ですよ」。野口氏は脱帽した上で、現在のソフトバンクの戦力は野球史上でも屈指だと指摘する。

「これだけの戦力は珍しいですよ。一時のジャイアンツよりも凄い。すごい選手がベンチからあぶれちゃってるんですよ。DeNAあたりは『先発ピッチャー3人くらいちょうだいよ』と言うでしょうね」

 では、他チームがソフトバンクを引きずり下ろす方法はあるのか。

「パ・リーグ全体で包囲網を敷くくらいしかないですかね。ソフトバンクとやる時は、エース級を3枚当てるとか。ただ、それをやったところで、ソフトバンクに勝てるか、という話です。それをソフトバンクが5割でしのいでしまったら優勝ですから。エース級を当てても投げ勝ってしまうピッチャーがソフトバンクにはいる。そうなると、他のチームは『勝てるところで勝ったほうがいい』となるかもしれない」

 他球団の戦い方次第では、さらにゲーム差が離れていくことも十分に考える。やはり、ソフトバンク優勝の可能性は極めて高いと野口氏は見る。

「2、3位の入れ替えはあるかもしれないですけど、そこだけじゃないかと思いますけどね。どっちかがよっぽど頑張らないと、ソフトバンクを引きずり下ろすのは難しいかなと」

「3強」の中でも飛び抜けた戦力を誇る「1強」が突っ走るのか。他球団の逆襲からまさかの展開を迎えることはあるのか。目が離せないのは“混セ”だけではない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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