田中将大は8回途中3失点で7勝目 4安打のうち3本がソロ本塁打も4戦連続QS

早くも昨年に並ぶ15被弾もゲーム作り自身3連勝、ヤンキースは4連勝

 ヤンキースの田中将大投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのオリオールズ戦に登板し、7勝目(3敗)を挙げた。7回2/3を投げ、5安打3失点7奪三振無四球。5本のヒットのうち3本がソロ本塁打ながら、味方打線の大量援護もあり、自身3連勝とした。メジャー自己ワーストタイの3被弾で、被本塁打は早くも昨年に並ぶ15本となったが、4試合連続のクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以内)を達成。ヤンキースは9-3で勝利し、4連勝とした。

 田中は初回、先頭のマチャドをツーシームで左飛、パレデスをスプリットで空振り三振、ジョーンズをスライダーで左飛と3者凡退に打ち取る。

 すると、その裏、ヤンキースは無死満塁の好機を作る。テシェーラ、ベルトランは打ち取られたが、ヘッドリーがセンターオーバーのツーベース。走者一掃の一打で3点を先制した。さらに、グレゴリアスもライトへのタイムリーを放ち、初回に4点を奪った。

 2回、田中は先頭のデービスに内角のツーシームを右中間スタンドへ運ばれ、1点を返される。それでも、レイモルドは三ゴロ、ウィータースは二ゴロ、スクープは遊飛と後続は抑えた。

 その裏、ヤンキースはエルズベリーのソロで1点を追加。田中は3回、ハーディーを三ゴロ、ロウをセンターフライ、マチャドは投ゴロと、再び3者凡退に抑える。すると、ヤンキースはその裏にも2点を加え、7-1と点差が開いた。

 4回はパレデス、ジョーンズをスプリットで空振り三振と簡単に2アウトを取る。続くデービスは大きな当たりの左飛に仕留めたかに見えたが、ガードナーがボールを見失い、捕球できず。ボールはワンバウンドでスタンドに入り、打者走者が二塁まで進んだ(記録は二塁打)。しかし、田中は続くレイモルドを左飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 5回はウィータースを二ゴロ、スクープを空振り三振、ハーディーは遊ゴロと3者凡退。ほぼ完璧な投球を見せた。ヤンキース打線はその裏にもエルズベリーの2点二塁打で2点を加えた。

 6回は先頭ロウのピッチャーライナーを好捕。マチャドは一邪飛に打ち取るも、パレデスには二塁打を浴びる。しかし、ジョーンズはスライダーで二飛に打ち取った。

 7回はデービス、レイモルド、ウィータースを3者連続の空振り三振。しかし、8回には1死から先頭のハーディーにソロを浴びる。ロウは遊飛に仕留めるも、マチャドにもソロを浴び、田中はここで降板となった。

 ヤンキースはそのままリードを守り、9-3で快勝して4連勝。田中に7勝目がついた。田中は101球を投げてストライクは77球。防御率は3.64となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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