岩隈、サイヤング賞投手との投げ合いにスカウト集結!? 「力投で価値を証明」
「イワクマのマリナーズでの最後の先発となるのだろうか?」
スカウト陣の目の前でサイ・ヤング賞投手と互角に渡り合った日本人右腕は評価を高めたようだ。記事では「これはイワクマのマリナーズでの最後の先発となるのだろうか? 憶測は増え続ける。トレードで強烈な注目を集めているプライスに対しては、8回終了時、また9回にベンチへと下がる時にもデトロイトの多くのファンが敬意を表した」とレポートしている。
一方の岩隈は「僕は将来を気にしていません。1試合1試合を大事にするだけです。僕は前半戦多くの試合を欠場しました。2か月半ですけど、僕はそれを穴埋めする必要がある」と語るにとどまったという。
MLB公式サイトも「イワクマは7回の力投で価値を示す」と特集。「トレードに出される可能性のある中、マリナーズ右腕は序盤の2失点ののち奮闘」と報じている。
今季序盤戦は右広背筋の痛みで故障リスト(DL)入り。復帰戦となった7月6日のタイガース戦では5回8安打5失点の乱調で防御率7・17にまで悪化したが、その後、3試合連続でチームの勝利に貢献してきた。防御率も4・50と向上し、2013年シーズンにサイ・ヤング賞候補3位に入った実力を見せ始めている。
マリナーズは今季44勝52敗の借金8でア・リーグ西地区4位に沈み、首位エンゼルスとゲーム差10・5となっている。プレーオフ進出が絶望的な状況となる中、岩隈はプレーオフ進出を見据える他球団にトレードされることはあるのか。その評価は高まっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count