イチローのレーザーを「忘れない」 15年前の衝撃は敵地でもいまだ語り草
打撃は不調も守備と走塁で存在感、「この41歳はどこに行こうが多くの興味を集める」
マーリンズのイチロー外野手がルーキーイヤーの2001年に見せた「レーザービーム送球」が、米メディアから思わぬ形で取り上げられた。
イチローがメジャーに鮮烈な印象を残したプレーが話題に上がったのは、24日(日本時間25日)の敵地パドレス戦。イチローはこの試合で4打数無安打に終わった。1得点1四球1盗塁に加え、守備ではスーパーキャッチを披露したものの、打撃では苦しんでいる41歳について、敵地メディアは「MLB史上最もクールなキャリアを過ごした」と紹介した。
この試合の初回、イチローはパドレスの先発キャッシュナーを相手に9球粘り、四球を選んで出塁。敵地向けに試合を中継していた「FOXスポーツ・サンディエゴ」の実況は、ここで「この41歳は、どこに行こうが多くの興味を集めますね。イチローはいまだに盗塁で脅威的です。今季13回中8度成功しています」と語った。
そして、この試合の前の時点で、現役最多の通算495盗塁を記録していたメジャー15年目のベテランについて、「イチローについては結局のところ、我々が目の当たりにしてきた(中で)MLB史上最もクールなキャリアを過ごした選手の1人でしょうね」と分析した。
イチローは2001年にマリナーズに加入し、史上2人目となる新人王とMVPのダブル受賞を達成。そこから、10年連続でシーズン200安打&ゴールドグラブ賞&オールスター出場など、数々の偉業を達成してきた。有資格1年目での殿堂入りが濃厚とされている。