イチローは19打席ぶりヒットでメジャー通算2900安打に「1」 マ軍は快勝
同点犠飛をお膳立てする中前打に敬遠も、マーリンズは連敗を「3」でストップ
マーリンズのイチロー外野手は28日(日本時間29日)、本拠地でのナショナルズ戦に「7番・ライト」で先発出場し、3打数1安打1四球だった。5回の第2打席で19打席ぶりのヒットをマーク。メジャー通算2900安打に「1」としている。マーリンズは4-1で快勝し、連敗を3で止めた。
リードオフマンのゴードンが復帰したため、イチローは7番で先発。2回の第1打席は相手先発ジマーマンの前に中飛に倒れた。
しかし、5回1死一塁で迎えた第2打席で久々の一本が出る。初球の94マイル(約151キロ)の直球を右中間方向へ鮮やかにはじき返し、センター前ヒット。22日(同23日)のダイヤモンドバックス戦以来5試合ぶり、19打席ぶりの安打となった。
このヒットで1死一、三塁とチャンスを広げると、続くエチャバリアがきっちりと犠飛。マーリンズは同点に追いついた。
マーリンズは6回、先頭のゴードンが三塁打を放ち、プラドのタイムリーで1点を勝ち越し。さらに1死満塁とチャンスを作り、リアルミュートのボテボテの遊ゴロの間に1点を追加した。
2死二、三塁で続くイチローに打席が回ったが、ここは敬遠。塁を埋めるための敬遠策だったが、メジャーで故意四球の公式記録が残るようになった1955年以降、41歳以上のシーズンで敬遠された44人目の選手となった。続くエチャバリアは凡退した。
マーリンズは7回にもイエリッチのタイムリーで追加点を奪う。イチローは8回の先頭で第4打席を迎えたが、中継ぎ左腕リベロに投ゴロに打ち取られた。
マーリンズはそのまま4-1で快勝。イチローは3打数1安打1四球で打率2割4分4厘。メジャー通算2899安打として、2900安打まで1本としている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count