阪神のルーキー江越が同点弾&決勝打 いずれも初球「自分の持ち味なので」
長打力見せつけるルーキー「何とかしてチームに貢献できれば」
阪神は3-2で中日に競り勝ち、同率首位をキープした。ルーキーの江越大賀外野手が7回に同点ソロを放つと、9回にはタイムリーツーベースで決勝点を叩き出す大活躍。チームを勝利に導いた。
まずは1-2の7回。1死走者なしで打席に立った江越は、中日・田島の初球の直球をレフトスタンドに運んだ。ゲームを振り出しに戻す貴重な4号ソロ。試合後のヒーローインタビューでは「真っ直ぐに振り遅れないようにしようという思いで、真っ直ぐ一本で打席に入りました」と振り返った。
勢いに乗るルーキーは、これだけでは終わらない。9回、今度は1死二塁の好機で、又吉のスライダーを左中間へ運ぶ。決勝点をもたらすタイムリーツーベース。打ったのは、またも初球だった。
「前の打席で真っ直ぐを打っていたので、変化球を狙ってみようと思って、初球から打ちにいきました。ちょっと(バットの)先だったんですけど、外野が前に来ていたので、越えてくれました」
2打席連続で初球を打ったことには「積極的にいくのが自分の持ち味なので」と胸を張った。
打率は1割9分7厘ながら、22日の巨人戦、24日のDeNA戦と2試合連続ホームランを放つなど、ヤクルトと同率首位に立つチームで長打力を見せている。存在感を示し始めているルーキーは「自分としても何とかしてチームに貢献できればと思っていますので、これからも頑張って行きたい」とさらなる活躍を誓っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count