田中将大が1か月ぶり黒星 6回9安打4失点の苦しい投球で自身4連勝ならず

敵地レンジャーズ戦で4敗目、ヤンキースの連勝は4でストップ

 ヤンキースの田中将大投手は29日(日本時間30日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発し、6回9安打4失点の苦しい投球で4敗目(7勝)を喫した。2回に2点の援護をもらいながら、その裏に3点を奪われ、逆転を許す厳しい展開。6月21日のタイガース戦以来となる黒星を喫し、自身の連勝は「3」で止まった。ヤンキースは2-5で敗れた。

 田中は初回、先頭のデシールズにフルカウントから四球を与える。しかし、鮮やかな牽制で刺して1アウト。オドルは二ゴロ、フィルダーは投ゴロで結果的に3人で片付けた。

 2回、ヤンキースはルイスからベルトランがソロ本塁打、エルズベリーがタイムリーを放ち、2点を先制。田中を幸先良く援護する。

 しかし、その裏、田中は先頭のベルトレにレフト前ヒット、モアランドに四球で無死一、二塁とピンチを招く。ここでハミルトンに直球をライトに運ばれ、1点を返された。

 アンドラスはスプリットで空振り三振に仕留めたものの、秋信守にはスプリットをレフトに運ばれて同点とされる。チリノスをレフトフライに仕留めた後、デシールズには直球をレフト前に運ばれて、逆転された。

 3回はフィルダーにセンターへのタイムリーを打たれ、ベルトレは三ゴロに仕留めたものの、ヘドリーのエラーで無死一、二塁と再びピンチ。しかし、モアランド、ハミルトンは空振り三振。アンドラスは右飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 田中は4回も1死からチリノスにセンターへの二塁打を浴びる。しかし、続くデシールズの遊ゴロをグレゴリアスが三塁に送り、チリノスはタッチアウト。2死一塁となる。オドルには四球を与えたが、フィルダーは一ゴロに打ち取った。

 5回は先頭のベルトレを2球で追い込みながらレフトへのヒットを浴びる。モアランドにもツーシームを運ばれ、またも無死一、二塁のピンチ。続くハミルトンを二ゴロでダブルプレーに仕留める間に4点目を奪われた。

 6回、田中は先頭の秋信守にライトへの二塁打を浴びる。しかし、二塁に到達した際、秋信守の足が一瞬ベースから離れたとしてヤンキースがチャレンジ。判定が覆り、アウトとなった。チリノスは中飛、デシールズは三ゴロで、田中は3人で攻撃を終わらせた。

 ここで球数が103球となり、田中は降板。ヤンキースはその後も1点を追加され、2-5で敗れてチームの連勝は4で止まった。

 田中は103球を投げてストライクは64球。防御率3.80となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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