不安定な田中将大に厳しい評価 「闘争心は称賛に値するが、脆弱に見える」
6回9安打4失点で4敗目、「エースのように見えなかった」
ヤンキースの田中将大投手は29日(日本時間30日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発し、6回9安打4失点で4敗目(7勝)を喫した。2回に2点の援護をもらいながら直後に逆転を許し、チームは2-5で敗戦。制球が甘く、レンジャーズ打線に次々と痛打を許した田中自身の連勝も3でストップした。
ニューヨークメディアからは再び「エースにあらず」との批判が噴出。エース右腕の乱調を受け、7月末のトレード期限までにヤンキースがサイ・ヤング賞投手を獲得する可能性があるとの見方も出ている。
6月21日のタイガース戦以来となる黒星を喫した田中に、辛辣なニューヨークメディアは優しくなかった。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「ヤンキースがレンジャーズに敗れ、タナカはエースのように見えなかった」と厳しく伝えている。
「コール・ハメルズ(フィリーズ)は(トレードで)レンジャーズに向かう。ドジャーズはデビッド・プライス(タイガース)に執心となっているが、ヤンキースはプレーオフを勝ち抜くために多くの球団が必要としている真のエースを手にできないようだ。
マイケル・ピネダとマサヒロ・タナカを先頭にした先発ローテーションが素質ゼロというわけではない。だが、タナカは水曜日のようにシャープでない時には、彼の闘争心は称賛に値するが、脆弱に見える」
現在の先発ローテーションでプレーオフで勝ち抜くことは難しいとの見方だ。