阪神が乱戦制し、4連勝で首位堅持 4打点マートン「チーム全員が仕事した」
4勝目の安藤「こういう試合を取れるとチームも波に乗ってくる」
阪神がヤクルトとの首位攻防戦を制した。ゲーム前まで0・5ゲーム差の2位だった相手との乱打戦に10-8で勝利。福留が1安打2打点、マートンが5号2ランを含む3安打4打点と活躍し、7、8回の2イニングを無失点に抑えた中継ぎの安藤に4勝目がついた。
4回までに5点のリードを許す苦しい展開。しかし、4回にマートンの2ランなどで4点を奪うと、2点差の6回に福留が2死満塁で2点タイムリー。試合を振り出しに戻した。8回はゴメスの押し出し死球で勝ち越し、マートンの2点タイムリーで計3点を奪って試合を決めた。
試合後は安藤、福留、マートンの3人がお立ち台へ。福留は「ヒットを打ちたいなと思って打席に入りました」と2点タイムリーの打席を振り返り、笑いを誘った。その前の打席では、1点を追う4回2死一、二塁の好機で二ゴロに倒れていたが「悪いことは忘れるようにしています」と切り替えて、貴重な同点打を放った。
一方、マートンは「ラッキー」と自身の大活躍を振り返りつつ「本当にチームとして13安打で10点は、チーム全員が仕事したと思いますし、ブルペンも素晴らしい仕事をして、チームの素晴らしい勝利だったんじゃないかと思います」と一丸での勝利を強調した。
強打のヤクルトに打ち勝ち、4連勝で貯金4。3試合連続登板で2勝を上げた安藤は「いやぁ、僕が(ヒーローインタビューに)出てきてすみません。本当に。申し訳ないです」と謙遜しつつも「同点だったので、こういう試合を取れるとチームも波に乗ってくると思うので、そういう強い気持ちで投げました」と振り返った。間違いなく阪神が勢いに乗りつつある。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count