マーリンズ名物オーナーも移籍市場の「勝者」!? 「契約を捨てることに成功」
2選手をドジャースに放出した名物オーナーに「チャリーン!」と皮肉
マーリンズのオーナー、ジェフリー・ローリア氏が、7月31日(日本時間8月1日)までのトレード期限での「勝利者」と皮肉を込めて報じられている。名物オーナーは今季開幕前に獲得した選手を次々と放出し、総年俸の大幅削減に成功。ESPNの「トレード期限の勝者と敗者」という特集の中で取り上げられている。
記事では、トレード市場で効果的に補強したチームは「勝者」、思うように選手を獲得できなかったチームやプレーオフ出場の可能性がない球団、来季につながるディールを実現できなかったクラブが「敗者」とされた。そんな中、個人的に「勝者」と格付けされた存在もいた。
世代交代に失敗して低迷が続き、今季もリーグ最低勝率に苦しむフィリーズからレンジャーズに大型トレードで移籍したコール・ハメルズ投手もその1人。寸評では「脱出」とされている。
そして、マーリンズの名物オーナー、ローリア氏も名前を挙げられ、「その銀行口座」が「勝者」と格付けされた。寸評では「彼はマット・レイトスとマイク・モースの契約を捨てることに成功した。チャリーン!」と皮肉られている。
昨年のワールドシリーズ覇者ジャイアンツからFAとなり、マーリンズに加入したモースは地元フロリダ出身。しかし、今季は打撃不振だった。一方、レイトスは昨年12月に期待の右腕アンソニー・デスクラファニーらとのトレードで獲得していたが、マーリンズはブレーブスも絡んだ三角トレードで2人をドジャースに放出。モースはドジャース移籍直後に戦力外通告を受け、その後、パイレーツに移籍した。
過去にも主力を大量放出する“ファイヤーセール”を繰り返してきたオーナーは、今回のトレード市場でもさらに評判を下げてしまったようだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count