岩隈、完封目前被弾も100試合目登板で好投 指揮官「心底求めていたもの」
被弾以外は「素晴らしい内容だった」
あと一歩でメジャー初完封を逃した岩隈久志投手の投球について、マリナーズのマクレンドン監督が高く評価している。
岩隈は2日(日本時間3日)の敵地ツインズ戦で8回まで1安打に抑える完璧なピッチング。一方で味方の援護もなく、緊迫した投手戦が続いたが、9回表の攻撃で2死からクルーズが先制ソロを放ち、ようやくリードを奪った。
岩隈はあと1イニングを抑えればメジャー初完封となったが、1死走者なしからドジャーに被弾。1ストライクから投じた2球目のカーブを左中間の2階席まで運ばれた。
さらに2死からマウアーにレフト前ヒットを許したところで降板。マリナーズは延長11回に3点を奪い、4-1で勝利した。
ESPNは試合の速報の中でマクレンドン監督のコメントを紹介。指揮官は岩隈の投球について「アンビリーバブル。本人にも、信じがたいほど素晴らしかったと伝えたよ」と話し、「彼はただ1球失投しただけだ。それ以外は素晴らしい内容だったし、あれこそ我々が心底求めていたものだ」と好投を称えている。
岩隈はこの日がメジャー100試合目の登板。勝利投手こそ逃したものの、8回2/3で91球を投げストライクは69球、3安打1失点8奪三振1四球と圧巻のピッチングを見せた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count