岩隈久志が2つの“MLB無失点記録” 本領発揮の9回途中91球、ストライク76%
ア中地区相手の59イニング無失点も新記録、30打者のうち26打者に初球ストライク
1995~2004年には、エンゼルス時代の豪腕トロイ・パーシバル投手が奇しくも同じツインズ相手に40イニング無失点を記録したが、岩隈はこれを2イニング更新したという。
また、ア・リーグ中地区の球団に対する無失点は59イニングでストップしたが、これも1974年以降の“メジャー記録“に。これまでのトップは、オーレル・ハーシュハイザー(ドジャース)が1988年9月にナ・リーグ西地区の球団相手にマークした55イニングだった。
この日は8回までわずか77球という圧巻の投球を披露した岩隈。完封目前でドジャーに同点ソロを浴びたものの、最終的には8回2/3を91球で投げきり、ストライクは69球(ストライク率76%)と制球力も抜群。30打者のうち、26打者に対して初球でストライクを奪った。
前半戦は右広背筋の故障の影響で苦しんだ岩隈だが、今季最高の投球で2013年シーズンにサイ・ヤング賞投票3位に入った実力をいかんなく見せつけた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count