菊池の好投で西武がワースト連敗「13」でストップ 「もう、長くて…」
「勝てずに悔しい日が続いたんですけど、やっと勝ってホッとしてます」
西武が敵地での楽天戦に6-1で快勝し、球団ワースト記録を更新していた連敗を「13」で止めた。菊池雄星投手が6回2/3を5安打無失点の快投。打線も4番・中村の先制打、1番・秋山の10号ソロなどで6点を奪い、快勝した。
西武にとっては実に22日ぶりの勝利。試合後のヒーローインタビューで菊池は「いやあ、もう、長くて。なかなか勝てずに悔しい日が続いたんですけど、やっと勝って、ホッとしてます」と声を絞り出すように連敗中の苦しみを振り返った。
チームをトンネルの出口へと導く好投。それでも、「本当にファインプレーとか、良い打球が正面に飛んでくれて、助けてもらいながらやりましたね」と味方への感謝を忘れない。自身の連敗も3で止めた。
岩手・盛岡出身で、花巻東高時代には甲子園を沸かせた左腕。コボスタ宮城での登板という状況も力に変え「東北は好きなんで。友達とかも来てくれて、そういう中で投げられて良かったです」と笑った。
苦しい連敗を止めたが、本当に大切なのはここから。3位ロッテとは2ゲーム差となっている。左腕は「こういう勝ち方ができたので、ここから自分もチームも波に乗っていければいいなと思っています。まだまだ上位を目指して、可能性は十分にあると思うので」と誓った。ここから反撃に出るつもりだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count