上原浩治がメジャー通算85セーブ目 宿敵斬りで日本人歴代単独2位に浮上

ヤンキース相手に1点差守り切る、斎藤隆を上回り単独2位浮上

 レッドソックスの上原浩治投手は5日(日本時間6日)、敵地での宿敵ヤンキース戦で2-1の9回に登板。1回1安打無失点1四球で1点のリードを守りきり、今季24セーブ目を挙げた。上原はメジャー通算85セーブとして、並んでいた斎藤隆(現楽天)を上回り、日本人歴代単独2位に浮上した。

 まずは、今季好調のAロッド。初球はスプリットでストライク、2球目は直球でボールでカウント1-1となると、最後は内角への直球で捕邪飛に仕留めた。

 続くテシェイラには1ボールからスプリットをライトへと運ばれる。飛び込んだカスティーヨがすくい上げ、判定はアウトとされたが、ヤンキースがチャレンジ。ボールはグラウンドに弾んでいたとされ、ヒットになった。

 さらに、ベルトランの打席で2ストライクからスプリットが暴投となり、代走のヤングが二塁に進塁。ベルトランはフルカウントからスプリットで中飛に打ち取った。

 4人目のヘドリーに対しては3ボール1ストライクからスプリットが外れ、四球を与える。2死一、二塁とピンチが広がったが、最後はマッキャンを追い込んでからスプリットで中飛に打ち取り、試合を締めた。

 上原はこれがメジャー通算85セーブ目。ドジャースなどで活躍した斎藤を上回り、歴代単独2位に浮上した。1位はマリナーズでプレーした佐々木主浩氏の129セーブとなっている。

 上原は今季24セーブで、防御率2.27となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY