【高校野球】早実が初戦突破 清宮は7回に甲子園初安打初打点

清宮の“甲子園デビュー”は4打数1安打1打点、早実は投打かみ合い快勝

 第97回全国高校野球選手権大会は第3日が8日、甲子園球場で行われ、早実(西東京)が今治西(愛媛)を6-0で破る完勝で初戦突破。注目の1年生スラッガーの清宮幸太郎は3番・ファーストでスタメン出場し、4打数1安打1死球だった。

 早実は初回、1死二塁のチャンスをつくるも、清宮がインハイの直球を打ち上げた一飛。4番加藤が死球で2死一、二塁とすると、金子が高めのスライダーを右中間へ運ぶ三塁打。ランナー2人がかえり、2-0と先制する。さらに続く富田の一ゴロをベースカバーに入った相手投手が捕球できず、この回3点をもぎ取った。

 3回の攻撃は1死から清宮が死球で出ると、続く加藤も死球。ここで今治西は先発藤原から、ショートを守っていた杉内に交代したが、その杉内も金子に四球を与え1死満塁に。大きなチャンスを迎えた早実だったが、後続が倒れ無得点に終わる。

 4回にも1死二、三塁のチャンスを作ったが玉川が一飛、清宮が中飛に倒れ得点できず。

 一方、先発のエース・松本は低めに丁寧に集める投球で今治西に得点を許さず、試合は3点差のまま終盤へ突入する。

 7回に玉川が左中間への二塁打を放つと、続く清宮にライト前へのタイムリーが生まれ4-0。さらに2死二、三塁から富田が一塁線を破る2点タイムリー二塁打を放ち、6点差とした早実。

 守りも最後まで今治西に得点を許さず、6-0の快勝で初戦突破を飾った。

 今治西は早実の3番、4番の強打者に3死球とインコースを突く配球を見せ、中盤まで3失点に抑えたが、終盤に突き放され初戦敗退となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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