悪夢の敗戦 巨人・山口はなぜ注意を受けたのか

延長12回に問題視された山口のある行為

 延長12回にまでもつれ込んだ一戦は4時間32分という激闘だった。7日の巨人-広島戦。試合は12回表に広島が菊池のタイムリーで勝ち越し、試合を決めた。スコアボードには0が並び、危険球退場者が出たり、巨人が球団ワースト記録の21三振を喫してしまったりと、予期せぬ出来事が多く起きた試合だった。

 その中でも印象的だったのは、12回表、菊池にヒットを浴びた巨人のセットアッパー・山口鉄也の行為だった。

 黙々と仕事をこなすタイプ。普段は温厚で、シャイでもの静かな性格。打たれた直後だったこともあり、興奮していたのか。詰め寄って、注意してきた二塁の深谷審判員と言い争うシーンが見られた。

 ボークや違反投球の類は見られなかった。両者の言い争いはなかなか収まらず、ショートの坂本が間に入って止めるほどだった。原監督も交代を告げに出てきた流れでマウンドへ行き、事態を確認した。試合後の会見でも特別触れることなく、終えた。

 一体何が起きていたのか。

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