岩隈久志が「ブルドッグモード」!? 自己最多118球の力投で価値ある3勝目
味方の拙守で3失点、地元メディアは「彼のせいではない」と擁護
マリナーズの岩隈久志投手が7日(日本時間8日)、本拠地でのレンジャーズ戦に先発し、7回6安打3失点6奪三振無死球の好投で3勝目(2敗)を挙げた。2回に2点、4回に1点を失ったが、味方のまずい守備があったこともあり、地元メディアは「彼のせいではない」と擁護。メジャー自己最多の118球を投げきり、チームを4-3の勝利に導いた右腕を称えている。
岩隈は立ち上がりから相手打線にファウルで粘られ、球数がかさんでいく。2回には2死から秋信守に二塁打を浴びると、続くアンドラスは2球で追い込みながら打ち取れず、8球目が死球となってしまう。
2死一、二塁でウィルソンの打球はレフト線に飛ぶ。これに左翼手トランボが飛び込んだが、捕球できずに後ろに逸らしてしまう。中途半端な守備で2者が生還。2回までに52球を要した。
さらに、マリナーズが1点差に迫った直後の4回は、先頭のモアランドがライト前ヒットを浴びると、続くハミルトンにはレフトへライナーを打たれる。打ち取った当たりに見えたが、またもトランボが捕球できず。その後、2死一、三塁となると、暴投で3点目を失った。
地元紙シアトル・タイムズは「イワクマは自責3をつけられたが、本当に彼のせいである失点はなかった」と指摘。トランボの2つの守備のまずさに加え、モアランドのライト前ヒットも二塁手のカノがグラブを出すべきだったと言及している。