田中将大、80球で降板の理由は“中4日” 「久しぶりの通常登板だった」
6回2失点も援護なく5敗目、指揮官は称賛「素晴らしいピッチング」
9日(日本時間10日)の本拠地ブルージェイズ戦で6回3安打2失点の力投を見せながらも、打線の援護がなく5敗目(8勝)を喫したヤンキースの田中将大投手について、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が称賛している。
ア・リーグ東地区で首位を独走していたヤンキースだが、ここ12試合で11勝と絶好調の2位ブルージェイズに本拠地で3連敗を喫し、ゲーム差「1・5」まで詰められた。ただ、ジラルディ監督は試合後の記者会見で田中のピッチングについてこう評した。
「彼はとても素晴らしいピッチングだったと思う。6回2失点。多くのヒットを打たれなかった。不運にも打たれたヒット3本のうち2本がホームランだったけど、素晴らしいピッチングだったと思う」
ヤンキースの2試合連続完封負けは、1999年5月12日、13日以来。田中はクオリティー・スタート(6回以上を投げ3失点以下)を達成し、しっかりと試合を作りながら打線の援護を受けられず、2本のソロホームランにより敗戦投手となった。
今季の被弾率が高いことを指摘するNYメディアもあり、田中本人も「点を取られたのは責任がある」と話したが、指揮官は好投した右腕を「球速に変化をつけていた。様々な違うファストボールを投げている。カットボール、逃げるボール、カーブと効果的に使った。制球ミスもほとんどなかったね」と称えている。