3連敗のヤ軍にさらなる悲劇!? ファンが投げたボールが選手の頭部直撃
田中がバティスタに打たれたホームランボールを…
ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)の本拠地ブルージェイズ戦で4回に強打者ホセ・バティスタにソロ本塁打を浴びた直後、スタンドのファンがホームランボールをフィールドに投げ返し、ブレット・ガードナー外野手を直撃するアクシデントが起きた。
メジャーのスタジアムでは、本拠地のファンが相手チームのホームランボールをフィールドに投げ返す風習が存在する。ヤンキースタジアムでは特に多いが、この日、ファンが投げ返したボールはレフトを守っていたガードナーの後頭部を直撃。背後からの想定外の“一撃”に、生え抜きのオールスター外野手はうずくまった。
MLB公式サイトによると、ガードナーは頭に衝撃を感じたが、幸運にも痛みはなかったと話したという。
「あのボールがどこから飛んできたのか分からなかった。多分、二階席ではないんじゃないのかな。誰が投げて、ぶつけたのか分からないけれど、誰が何を言っているのか、何も聞こえなかった。すごく遠くから飛んできたんじゃないかな。そういうことだ」
記事では、ホームランに苛立ったファンからの“一撃”について、ジョー・ジラルディ監督も「残念だね。ボールを投げ返すのが伝統になっていることは知っているけれど、少なくとも観客には選手を狙わないでもらいたい」と語ったことにも言及している。
また、マーク・テシェイラ内野手は「ファンに言わなければいけないことがる。みんな侮辱してもいい。でも、暴行はダメだ。みんな落胆していることは分かっている。3連敗した。自分たちも落胆している。でも、悪口に止めてもらいたい。暴行はダメだ」と訴えたという。ヤンキースは、首位攻防戦で“痛い”3連敗を喫し、ブルージェイズに1・5ゲーム差に迫られた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count