田中将大に「もらいすぎ」の評価 NYメディアが特集、Aロッドは「お買い得」
田中は故障離脱が影響? 年俸マイナス評価の選手も
田中は今季16試合先発し、うち11試合でクオリティスタート(6回以上を投げ自責3以下)を達成。8勝5敗、防御率3.79という成績を残している。4月末に右手首と右前腕部の負傷で故障者リスト(Dl)に入っていたことで、適正年俸を大きく下げた可能性がある。
ヤンキースのロースター15人で残念な「もらいすぎ」の格付けとなったのは田中を含めた8選手。スティーブン・ドリュー内野手、ジャコビー・エルズベリー外野手、カルロス・ベルトラン外野手、ギャレット・ジョーンズ内野手、ダスティン・アクリー外野手、田中、CC・サバシア投手、そして、リーグ屈指の守護神に成長したアンドリュー・ミラー投手も意外な選出となっている。
ピンストライプの名門で1番の「もらいすぎ」選手は、適正年俸510万ドル(約6億3600万円)で、実際には2300万ドル(約28億7000万円)を手にしているサバシア。1790万ドル(約22億3400万円)の過払いという不名誉な評価だ。
1270万ドル過払い評価の田中は、サバシアに続くもらいすぎの2位。そして、エルズベリーが1250万ドル(約15億6000万円)の過払い評価で3位、ベルトランが1010万ドル(約12億6000万円)の過払い評価で4位となっている。
「もらいすぎ」の中では、7月のトレード期限でヤンキースが獲得したアクリーの適正年-690万ドル(約8億6000万円)、打率1割台のドリューも-30万ドル(約3700万円)など、衝撃のマイナス評価を受けている選手もいる。
高額年俸選手の多いヤンキースだが、今季ここまでア・リーグ東地区首位。17人が年俸以上の活躍を見せ、「お買い得」という評価を手にしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count