【高校野球】遊学館が2イニングで5得点、集中打で逆転勝利　エース小孫完投で3回戦へ

子孫は5安打3失点で完投、九州学院の1年生4番・村上は無安打に終わる

　第97回全国高校野球選手権大会は第7日が12日、甲子園球場で行われ、遊学館（石川）が九州学院（熊本）を破り、3回戦進出を決めた。2点を先制されながら、3回に3点を奪い逆転。続く4回に2点を奪い、突き放した。遊学館のエース小孫は9回5安打3失点（自責2）の完投でチームを勝利に導いた。

　先制したのは九州学院。2回、2死二塁から松下がレフトへのタイムリーツーベースで1点を奪う。さらに、続く伊勢も2死二塁からライトへのタイムリーを放ち、2点目を加えた。

　しかし、3回、遊学館は1死一、二塁から中村がタイムリー、土倉が連続タイムリーで同点に追いつく。その後、高本の一ゴロに相手のエラーが絡み、逆転した。

　遊学館は4回にも1死一、三塁とチャンスを作り、飯田がライトへタイムリーヒット。続く中村もライトへのタイムリーを放ち、5－2とリードを広げた。

　その後は、九州学院の伊勢、遊学館の小孫が好投。無失点に抑えていく。

　9回、3点を追う九州学院は1死三塁から松下のショートゴロの間に1点を返す。しかし、反撃もここまでで、5－3で勝利。3回戦に進出した。1年生の4番として注目された九州学院の村上は4打数無安打に終わった。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count